yaboti
東京都調布市
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デンタルCADデザインを教えるビジネス

「歯科技工」別冊

Digital Labo Style

実例から学ぶラボのデジタル化

伊藤彰英・菅原克彦 【編】

2020年12月15日 A4判 148頁

6,490円(税込)

医歯薬出版

CAD/CAMの手引書・俯瞰図

レビュアー: yaboti

1 ( 評価 : 1 )

2020-12-23(水) 読者によるレビューです

「ラボのデジタル化を進めたいけれど、何を導入したらいいのかわからないし、使いこなせるか不安」に応えることを目指した書籍である。
CAD/CAMの進化と歴史から始まって、ソフト・ハードの紹介、活用法などがテンポよく記述されている。いわば、現在のCAD/CAMを俯瞰する内容である。

Chapter2の「MyLaboStyle」では、18社のラボのマイ・スタイルが書かれている。
ラボの概要、導入機器、機器の選定理由と予算、ライフ(ワーク)スタイル、などの同一の項目で簡潔に書かれているため、わかりやすく比較しやすい。
仕事内容や経営方針、経営スタイル、導入機器がそれぞれ異なっているのは非常に興味深い。

編集者の伊藤氏と菅原氏は、総論などに寄稿しているが、編集者として、筆者として、深く考えたとわかる視点や含蓄のある文であり、ただのソフト・ハードの紹介本で終わらせていない。

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生体と調和する歯周組織にやさしい歯冠修復物

その考え方とラボワーク

遊亀裕一 【著】

2014年06月10日 A4判 160頁

9,460円(税込)

クインテッセンス出版

歯科技工士・歯科医師の必読の書

レビュアー: yaboti

5 ( 評価 : 5 )

2017-05-29(月) 読者によるレビューです

セラミックワークにおいて、ともすれば技工士はどうしても色調と形態に目が行ってしまうが、歯冠修復物は本来、患者のためであり、歯周組織にやさしくなければならない、と気づかせてくれる本です。

内容については、項目立てもまとまっており、
最初に「歯周組織の基本知識」があって、次に「製作のための7つのルール」と続く。写真もイラストもきれいでわかりやすく、親切でていねいである。
また、「ラボワークにおける生体情報の活用法」や「エックス線と歯周チャートの読み方」もあり、単なるケースプレゼンテーションの本ではなく、「歯周組織にやさしい歯冠修復物」を製作するためのノウハウがぎっしりと詰まっている。

第3章の「咬合調整の少ないクラウンの製作法」も『そこまでやるか!?』と言葉が出そうである。

CAD/CAM時代であるが、アナログ技工にも、デジタル技工にも歯科技工士必読の本である。

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