歯科における災害対策

防災と支援

中久木康一 【編著】

2011年05月11日 B5判 164頁

3,080円(税込)

砂書房

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1.歯科として対応すべき災害とは?
2.歯科医院としての災害への備え
3.歯科としての災害時健康危機支援対策
4.災害時の口腔ケアマニュアル
5.災害時の即時義歯作製マニュアル
6.災害歯学教育
7.パンデミックへの歯科としての対応
8.各地域における災害への対応と対策

コラム
  DMATとは
  DMORTとは
  災害の時期と活動現場からみた災害看護の役割

資料
  大規模災害発生時における歯科保健医療の役割(パンフレット)
  大規模災害発生時における口腔ケア活動の意義と実際(パンフレット)

本文より抜粋してご紹介します

レビュアー: 砂書房でございまする

1 ( 評価 : 1 )

2011-04-06(水) 出版社によるレビューです

…診療室を早期に再開することが最初のステップである.でも停電や断水時においては,十分な歯科的処置が困難だろう.電力や水がない状態で,どのように工夫して診療すれば良いか?また,不幸にして再開のめどが立たなければ,どのように行動すれば良いか?これらの問題が,津波のように押し寄せる.この状況で冷静に対処するには,あらかじめ対策を練る以外に方法はない(第2章より)
…震災関連疾患死の中でも肺炎が最も多かったという報告をもとに調査が重ねられた結果,この肺炎は口腔内細菌の増加による誤嚥性肺炎の可能性があり,口腔保健指導を徹底することで死亡数を減少させることができたのではないかという推論に至り,ついに災害時の口腔保健は肺炎予防という目的を持った「高齢者の命を守るケア」として位置づけられるようになった(第4章より)

(9人中8人の方が、「このレビューは参考になった」と報告しています。)

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