日本歯科評論4月号
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総(ミ歯 面病ネの特変ラ回ル徴量の光滑(止獲)得化(エ象ナメ牙ル質質))総(ミ歯病ネ 面変ラの特発ル徴量の光沢な沢行喪)失な造(化(エ象ナメ牙ル質質)) 光 光復/停沢/平沢/硬症/進し/粗し/軟景かげ山やま正まさ登と 歯冠う■の検査に基づく診断と治療のフローチャートについて説明する前に,以下の点に触れておきたい.フローチャート作成の主な根拠が,初期う■の記録法の病変深度の評価と病変活動性の評価であり,どちらか一方の評価のみを用いるのではなく,両者を組み入れることで,初期う■を含むう■病変を見逃さないように検査することを心がけた.特に,病変活動性の評価(Nyvadの基準■))に基づく動的安定期ミュータンスレンサ球菌以外のレンサ球菌と放線菌が優勢酸産生期‘低pH’ミュータンスレンサ球菌以外のレンサ球菌と放線菌耐酸性期ミュータンスレンサ球菌やミュータンスレンサ球菌以外の耐酸性菌の増加景山歯科医院〒164-0011 東京都中野区中央 2-59-11日本歯科評論(通刊第966号) 77図1 (再掲)拡大う■生態学的仮説(文献■)より).プラークバイオフィルム中で次々と起こる生態学的出来事は可逆的であり,病変形成のある段階における歯の硬組織の表面の特徴を反映している.生態学的プラーク仮説を拡大し臨床症状と関連付けている.歯面の連続性(う窩の有無)と,表面特性(う■の活動性と非活動性)の確認が,初期う■活動性診断の基礎になっている. 診断については,病変深度の評価の一例であるICDASでは歯面の状態をコード分類で表しており,病変活動性の評価であるNyvadの基準では診断カテゴリ―をスコア分類で示しているので,混乱をきたさないために数字で示されるコードやスコアで表さず,診断名で表すことにした. う■病変の診断は,拡大生態学的プラーク仮説■)で示されている歯面の特徴(図1)を参考に,プラークの付着状態と病変の視診・触診に基づいて,エナメル質(表4)と象牙質(表5)の病変の活動性で表す.なお,触診は探針(プローブ)を使用して行うが,病変組織内に挿入するのではなく,先端または側面を軽圧で横断するように動かして使用する.視診については,「当院で行っているう■の検査」の項で述べる.歯冠う蝕の検査に基づく診断と治療のフローチャート――フローチャート作成の根拠と実際の活用法2.咬合面小窩裂溝う蝕検査に基づく診断と治療

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