ブックタイトルapollonia_201804
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apollonia_201804
030 2018.04 欠損歯列に対する補綴治療に関しては、その時点では最善を尽くしたつもりでも、経過を注意深く検証していくとさまざまな改善点が見えてきます。患者さんの多様な個体差を考慮した治療計画と予後の評価について、共に考えるため症例を供覧します。2005年、新潟大学歯学部卒業。07年、同大学臨床研修修了。古屋歯科クリニック勤務。大森奈保子東京都・古屋歯科クリニック1980年、東京歯科大学卒業。同大学大学院修了(歯科補綴学)。同大学助手。安田火災歯科診療所に勤務の後、世田谷区で開業。古屋元之東京都・古屋歯科クリニック院長抜髄を回避する う蝕、歯周病の予防が叫ばれて歯の延命が可能となった昨今ですが、すでに失活歯となってしまった場合、根尖病巣や歯根破折が生じるリスクを避けることはできません。従って、歯髄を守ることが重要であることは論を待ちません。今回は、歯髄保存について考えます。個体差に配慮した補綴治療の経過2● 2012年9月、ブランコから落ちて 1 を破折した7歳の女児 その日は『スーパーボンド』で露髄面を封鎖(写真1 2 )。なお当院ではダッペンディッ症例1 外傷歯の歯髄保存1 1 を破折して来院(2012年9月)。2 初診時デンタルX線写真。12