ブックタイトルapollonia1803
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apollonia1803
2018.03 131高齢化で広がる一人医師医療法人のデメリット― 一定以上の医業収入がある診療所が医療法人に組織替えする「法人成り」が、規模の小さい歯科医院にも広がっています。今回は、小規模医療法人の存続に関する問題点を探りたいと思います。安田 私は医院経営の経験がほとんどないのですが、開業した同級生の多くが、医院経営を子息に譲ったり、閉院したりする年齢になってきました。今後、団塊の世代に当たる膨大な数の歯科医師が後期高齢者になり、診厚生労働省「医療法人数の推移」(2017年3月31日現在)より改変療や医院経営を続けることが困難になると見られています。 その場合、複数の歯科医師で運営されている大型の歯科医院よりも、一人で運営している小規模歯科医院の方が閉院しやすいと思われます。その閉院をめぐってトラブルが発生しているということですね。黒田 小規模な歯科医院の閉院に伴うトラブルとしてよくあるのが、・閉院によって休眠状態となった医療法人の法人格が売買されるというものです。本来、このような医療法人格の売買は法律で禁止されており、休眠状態1986年12月末2016年3月末40,00030,00020,00010,00005,00015,00025,00035,00045,000179件6,620件43,237件図1 一人医師医療法人設立認可件数の推移1989年12月末2003年3月末20,812件1993年12月末1996年12月末15,665件30,331件34,602件2006年3月末11,296件1991年12月末24,770件1999年3月末(件)40,787件2013年3月末