ブックタイトルapollonia201802
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082 2018.02イタリアの歯科事情 私はイタリア人と結婚したのを期に、夫の実家のあるイタリア南部・カンパーニャ州サレルノ市にある歯科医院で一時期研修を受け、アシスタントとして働きました。日本で歯科衛生士として勤務してきたので、現地でも歯科衛生士として勤務したいと、数年かけて申請しましたが、まだ資格取得には至っていません(現在、帰国して歯科衛生士として勤務中)。イタリアの歯科事情をレポートします。●文:Kamasaki Akiko釜崎亜希子 氏研修先の院長であるピエール・ジョージオ先生と。「セメント、レジンなどは日本製を使う。日本は進んでいる」と言っていた。日本語で表記された使用法の説明を解説したところ、とても喜ばれた。歯科衛生士の3分の1は男性 2012年のデータでは、イタリア全土の歯科医師数は5万8,203人。歯科医院数は3万5,272軒。イタリアの人口はおよそ日本の半分くらいなので、人口当たりの歯科医師数・歯科医院数はほぼ同じだといえます。サレルノ市内で研修したDH発 これに対して、歯科衛生士数は約3,000 人。「日本よりずいぶん少ないな」と感じます。そして、歯科衛生士の3分の1を男性が占めています。イタリアでは歯科技工士と歯科衛生士のダブルライセンスを目指す人が多く、歯科技工士の資格を取った後、歯科衛生士資格の取得も目指す人が多いそうです。 歯科衛生士の教育年限は日本と同じ3年間。歯科衛生士の平均給与は、資料によって