ブックタイトルapollonia_1712
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2017.12 G07 口腔内規格写真は、治療前後の口腔内の状態を詳細に記録し、管理するために欠かせないものです。しかし、部位別の拡大写真を撮るには撮影用ミラーや口角鉤の使用方法が難しいだけでなく、患者さんの負担が大きいことが課題でした。 口腔内カメラ『デンタルアイS』で撮影する場合は撮影用ミラーや口角鉤を使用しないため、撮影者だけでなく患者さんの負担も少なくなります。 今回は、上下顎をそれぞれ10枚の写真に写す方法について解説します。口腔内規格写真の撮影方法 ユニットの背もたれは完全に水平にし、患者さんにはその上で仰向けになってもらいます。撮影者は基本的に、患者さんの頭の上、12時の位置に座って撮影します。 口腔内カメラは左手に持って撮影します。カメラを左手に持ったまま右手でできる作業は、以下の3つです。① プラークや食物残渣が見つかった場合、エキスカベーターやピンセットで除去② スリーウェイシリンジのエアーで唾液を飛ばす③ デンタルミラーで口唇や舌を排除写真の配置 写真は全て、診療ユニットに仰向けになった患者さんを、12時の位置から直視または「口腔内写真の撮影に自信がありません」(中)今月のお題※口腔内写真は全て『デンタルアイS』で撮影鏡視で見られるような方向にしてあります。 モニター診療では、口腔内カメラの映像を撮影しやすいように、上下または左右に反転して診療を行います。この機能は一般のカメラにはありません。撮影した後に反転しているわけではなく、今回の写真は全て撮影時のまま表示しています。撮影時に患者さんにも見せられる 口腔内カメラは画素数が少ないため、目の粗さや色合いなどに多少の問題がありますが、20枚の写真にほとんど全ての歯面を収めることができます。 なお、『デンタルアイS』で撮影した写真は、ユニットの右側のテーブル上に置いたパソコンに表示されます。そして、そのパソコンとユニットの照明用ポールに取り付けたテレビをケーブルでつなぎ、テレビモニター上『デンタルアイS』で撮影する場合、ユニットの右側のテーブルにパソコンを置いて操作する。そのパソコンの映像をテレビに送り、同じ映像をテレビモニターでも見られるように設定している。