ブックタイトルapollonia_1712

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概要

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Toyama Yosuke豊山洋輔 氏神奈川県・聖母歯科医院 院長●取材協力:●取材・文:編集部 う蝕と同じように、歯周病もコントロールが可能だという認識が定着してきています。しかし、現状のメインテナンスでは「患者さんの歯石を一生懸命取ろうとして、つい縁下歯石に手を出してセメント質を傷めてしまった」といったリスクがつきまといます。やはり、病変のない早い段階からの予防が望ましいため、健康なうちに介入するきっかけが欲しいものです。そこで、そのきっかけとして有用と思われる、新たに開発された口腔細菌叢DNA検査を紹介します。「頑張りケア」からの脱却口腔細菌叢DNA検査の意義Toyama Toeko豊山とえ子 氏㈱T*SIS 代表取締役口腔細菌叢DNA検査とは、口腔細菌叢のバランスが崩れると歯周病が発症・進行することから、歯周病に関連している28菌種の分布と総菌数を測定するもの。多数のDNA断片を基盤上に配列したDNAアレイが、一回の操作で数十の遺伝子を検査可能なことを応用し、大阪大学、三菱ケミカル、ジーシーの3社が共同開発した。