ブックタイトルapollonia_1712
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2017.12 034 小さな顆粒(200~300?)を入れることで歯みがき時の爽快感を高めた歯磨剤が、ドラッグストアなどで市販されています。これらの顆粒はマイクロフィラーと呼ばれ、欧米では環境保護上の理由から、使用が禁止されている国もあります。歯周ポケットに入り込み、炎症の原因になるケースも。レントゲンやCTでは写らないため、天然歯では除去が困難な場合も少なくありません。マイクロフィラー入り歯磨剤のリスクについて考えます。Ueda Shinya植田晋矢 氏群馬県・植田歯科 院長●話し手:●取材・文:編集部市販歯磨剤のマイクロフィラーが歯周ポケットに残存CTに写らない小粒 当院で患者さんの口腔内のマイクロフィラーの存在を確認したのは、2009年12月26日のこと。歯科衛生士が、定期的な歯周メインテナンス管理下の患者さんのメインテナンスを行っている際に、歯肉に白い物を発見しました。当初は、天然歯であれば根尖病巣からのフィステル、インプラントであればインプラント周囲炎によるものであると考えました。 詳細を観察するために歯科用マイクロスコープで確認したところ、球状の白い顆粒であることが確認でき、明らかに人工物であることが判明しました。この患者さんには、人工物であるβ―TCP等の骨補填材等は使用しておらず、患者さ朴沢一成先生(岩手県奥州市・ほうざわ歯科)撮影。ご好意により掲載。炎症の原因に!