ブックタイトルapollonia1710

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概要

apollonia1710

2017.10 060 歯科医院は、狭い空間の中を多くの人が歩くため、床をコーティングしているワックスにとっては過酷な環境です。頻繁にワックスをかける必要がありますが、すぐに剥がれたり、粉がふいたり、時には清掃業者の作業中に器材が壊れたりすることも……。床のワックスにまつわるトラブルとその対策について、医療施設専門の清掃会社にお話を伺いました。歯科医院のワックス環境 床面にフロアワックスを塗布する目的として、①施設内の衛生・美観向上、②床材の保護、③人の歩行による滑り抵抗の維持、④床面の汚れを確実に除去できる状態を保つことなどが挙げられます。床を維持管理するためには、専門業者による適切なワックス塗布と日常清掃が欠かせません。 ワックスの劣化の原因は、人の歩行やレーザーなど器材の移動による傷と、汚れの浸透による黒ずみが挙げられます。歯科医院の場合は、特に金属や石膏が、また土足導入であれば土砂などの硬い異物が傷の原因になります。傷ついて凹凸が出来た床は汚れの浸透が激しくなるため、日常的な掃き掃除、拭き掃除が重要です。また、汚れや傷みを修復するため、洗浄剤による機械洗浄、研磨、ワックスの塗り直しが定期的に求められます。 商業施設などでは床の汚れ・傷などの床ワックスコーティングのトラブルと対策Tanaka Koichi田中耕一 氏㈱ケアラポール 代表取締役●取材協力:●取材・文:編集部医局内の床面がワックスで黒ずみ、剥がれている。受付カウンター内のワックスが剥がれている。椅子のキャスターによるもの。黒ずみ 剥がれ パウダリング