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概要

apollonia1710

2017.10 054温度、時間を最適化 従来、多くの超音波洗浄器は、洗浄物に合わせて最高温度と洗浄時間をそれぞれ設定する必要がありました。この操作は難しく、実際には、洗浄物の種類に関わらず、大まかな設定のままで使用され超音波洗浄システム 感染予防対策の中で最も重要とされる1次洗浄。この際、手洗いによる針刺し事故を防ぐため、機械洗浄や超音波洗浄が推奨されます。鋭利な形状の鋼製小物の洗浄に適した超音波洗浄は多くの歯科医院で採用されていますが、インスツルメントごとに異なる洗浄工程を設定するのが難しいという課題を抱えていました。これに対して、ドイツの超音波洗浄器大手のElma Schmidbauer社が新製品を発表。間もなく日本でも発売されます。㈱キクタニ●取材協力: ●取材・文:編集部『Elmasonic Denta Pro』。洗浄物に合ったオペレーティングモードを選べるのが特長。専用のアルカリ酵素クリーニング剤『EC15』を使うと、血液、組織の残余を取り除くだけでなく、ウイルスの除去にも有効。サイズは横300 ㎜ × 奥行き179 ㎜×高さ214㎜。ているのが現状です。これでは、十分な洗浄効果が得られません。 3月にケルンで開催された国際デンタルショー(IDS)2017で注目された『Elmasonic Denta Pro』は、この設定を容易にしたものです。洗浄物ごとに最適な最高温度、洗浄時間のクリーニングプログラムが設定されています(左ページ表)。模型、石膏除去、補綴物の洗浄設定が簡単故障が少ない