ブックタイトルapollonia1709

ページ
20/34

このページは apollonia1709 の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

apollonia1709

2017.09 062地域性に合わない“豪華医院”―開業から数年で、深刻な経営難に陥る歯科医院が増えているようです。そのような開業歯科医師に聞くと、「自分の思いと医院が噛み合っていない感じがした」「自分の医院のように思えなかった」という答えが返ってくることが多いのですが、どのような点に注意が必要なのでしょうか。堀尾 「自分は、この歯科医院で何をしたいのか?」という明確なビジョンを持っていないケースは、短期間で「倒れる」事例が多いようです。 例えば、30代の歯科医師が郊外の住宅地で開業したケースでは、ビジョンがなかったため2年もしないうちに多額の損失を出してしまいました。開業を考え始めたころ、著名な開業医が経営する都心部のクリニックを見学し、・豪華な内装、高額な診療設備をまねた医院をつくった 新規開業や医院継承などで、多額の投資にもかかわらず思ったような結果が出ない場合には、必ず理由があるもの。スタートの時点で理念や目標が定まっていないことが多くのケースで見られます。「何のための歯科医院か?」という問いかけが曖昧なまま、開業や継承をするのは危険です。どのような点に留意すべきか、お2人に伺いました。●取材・文:編集部Mizuguchi Mariko水口真理子 氏メディカル・スペースデザイン㈱『インテリア医学の実践』の著者「インテリア医学Q&A」連載中●取材協力:Horio Yoshihiro堀尾芳裕 氏㈱ディネット経営支援・ISOコンサルタント『倒れる歯科医院』シリーズの著者医院デザインからマネジメントまで「マネジメントのプロ」「医院デザインのプロ」対談「自分らしい医院のつくり方が分からない!」