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概要

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2017.09 032他業界からのメッセージ経営者と二人三脚で組織を支える産業医225 「ブラック企業」や「過労死」など、人々の働き方やメンタルに関わる問題がクローズアップされることが増えている。産業医として、複数の会社で従業員の健康維持とケアに取り組んでいる林氏に、近年増えているメンタルヘルス不調者への対応など、産業医に求められる役割や仕事の魅力について伺った。Hayashi Mikihiro林 幹浩 氏㈱ビスメド 代表取締役社長産業医、総合診療医、メンタルヘルス法務主任者。企業のヘルスケアコンサルティングを手掛ける。産業医とは―初めに、産業医の仕事について教えてください。林 「産業医」とは、会社をはじめとする事業場で従業員の健康管理などを行う医師のことで、一定の規模以上の事業場は産業医を選任することが労働安全衛生法で義務付けられています。学校に校医がいるように、会社であれば「社医」と呼ばれるような存在です。―一定の規模とは、どれくらいですか。林 常時雇用している人数が50人以上の事業場は、嘱託で非常勤の産業医を選任し、1000人以上の場合は、専属の産業医を選任しなければなりません。 私は20社ほどの会社と嘱託契約している、いわゆる「独立系」産業医です。私のような勤務形態は実は一般的ではなく、多くは専属産業医として常勤になるか、臨床医が非常勤で嘱託の形を取るといったケースが多いですね。―産業医の成り立ちについて教えてください。