ブックタイトルapollonia_1708
- ページ
- 32/36
このページは apollonia_1708 の電子ブックに掲載されている32ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは apollonia_1708 の電子ブックに掲載されている32ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
apollonia_1708
2017.08 G07 治療中の歯があるのに、急に来院しなくなる患者さんがいます。患者さんの都合で来られなくなる場合もあるでしょうが、歯科医院に対して不満を抱いて中断となるのは、患者さん自身のためにも何とか防ぎたいものです。 治療を始める前に、その必要性や結果について患者さんに説明すると思いますが、実際に治療を始めると予想以上に重症であ「患者さんの中断の理由が分からない」今月のお題23 4る場合もあります。そんな時は患者さんに状況を説明し直すと思いますが、予想外の結果になった場合には患者さんの信頼感が損なわれることもあるのではないでしょうか。 しかし、口腔内カメラで逐一口腔内の治療過程を見せるようにしていると、事前に説明していない状況になった場合でも、患者さんはよく理解してくれます。今回はそのような症例をお見せします。症例 患者さんは初診の33歳の男性。主訴は「左下の奥歯の金属の下に隙間が出来ている」というもの。 実際に見てみると、肉眼ではクラウンのマージンに隙間があるかどうか見えないが、舌側から探針で探ってみると深くまで入った。左下の6番と7番は連結冠になっているので、連結部を切断して7番のクラウンを除去することにした。1? 術前のX線写真。左下7番にう蝕が進んでいるのが分かる。? 術者の視点から見た、左下6番と7番の連結冠。? 左下7番のクラウンの舌側マージンを探針で探っているところ。かなり深く入る。? クラウンの頬側マージンを探針で探っているところ。ここは探針が入らなかった。