ブックタイトルapollonia1707

ページ
25/36

このページは apollonia1707 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

apollonia1707

075 2017.07知りたかった! 医院デザイン ユニットを設置した周囲の床が、年を経るに従って次第に沈み込んでいく「床沈み」。これは歯科医院特有の床の構造が原因で、歯科医療の特性を理解している専門業者なら、事前に対策を取ることができるはずです。長年、歯科医院の新築・改装に携わってきた小坂雄一氏に、チェックポイントを解説してもらいます。「床沈み」ユニット周囲の●取材・文:編集部Kosaka Yuichi●取材協力:小坂雄一 氏㈱コサカ常務取締役床上げ工事の方法が変化 ユニット周りの床が沈み込んでいても、当の歯科医師がそれを異常事態だと考えず、「時間がたったら沈み込むもの」「5年から10年くらいしか持たないもの」だと思っているケースが多いようです。しかし、「床沈み」には、ちゃんと理由があります。 「床沈み」は、床の基礎工事の段階で、ユニットの周囲にそれだけの荷重がかかることを見越して補強を行わなかったために起きるものです。ユニット周りの床には、当然ながら相当の耐荷重性が求められます。ユニット本体が300㎏弱。歯科医師が60㎏、スタッフが50㎏、患者さんが50㎏とすると、ざっと160㎏の重みが加わる上、ユニットは上下に動くため、300㎏の約3倍の荷重がかかると考えます。その他、レーザーやマイクロなど、滑車で水平移動する重い器材をユニットの周囲で使用することも考慮し床の下はどんな構造?