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2017.06 034他業界からのメッセージ傾聴と共感によって幸せに向かう片付けをサポート整理収納アドバイザー222「捨てなくてもいい」姿勢で物と向き合う―整理収納サービスの依頼者は、どのような方が多いのですか。大熊 お客さまは非常に幅広いのですが、皆さんに共通して、「片付けたいの 「笑顔収納」をコンセプトに、あふれる物の整理や収納に困っている人の自宅に伺い、家族の生活や動線を考えた、使いやすい整理収納方法をコンサルティングしている大熊氏。「整理収納は人間関係や人生にも影響を及ぼすもの」と言う同氏に、整理収納の考え方や、アドバイザーとして大切にしているものを伺った。大熊千賀 氏暮らしStyle 代表http://kurashi-style.net/に、うまく片付けられない」というストレスを抱えていることが挙げられます。近年流行した「断捨離」や「ときめく片づけ」など、いろいろ実践しても思うような結果が得られず、「片付けられない自分はダメだ」と落ち込んでいる方もいらっしゃいます。 また、家の中は一見きれいに片付いているのですが、引き出しを開けてみると物がぎっしり詰まっていて、どこに何がしまってあるか分からない。自分も家族も、いつも物の在りかを探している……という方もいます。―「断捨離」などは、物を捨てることで生活をシンプルにそぎ落としていく、というイメージがありますね。大熊 私は、自分が片付けが苦手だった経験から、捨てられない人の気持ちもよく分かるので、単に「物が多いのだから、捨てればいい」という考え方ではありません。むしろ「捨てなくてもいい」と伝えると、物と向き合う姿勢が生まれてくるのです。「捨てる」「捨てない」ではなく、まず「使っている」「使っていない」という判断をすることの方が大切です。