ブックタイトル1705apollonia

ページ
28/34

このページは 1705apollonia の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

1705apollonia

2017.05 G134 義歯内面をフィットチェック。5 口腔内に装着。1 下顎前歯のブリッジが脱落。アバットメント鋭縁を削合。3 下顎前歯のオーバーデンチャーを作製。2 アバットメントをセメントで埋め、形態修正。51 2口腔内を守るためのデンチャー3 4院長 前号でインプラントが入っている患者さんの事例を挙げたけど、その続きを説明しよう。 補綴物がビス留めでない場合は仮着し、メンテナンスをしやすくしていることが多いので、補綴物は取れやすい。そのため、チタン製アバットメントが口腔内にむき出し状態のことがあるんだ。インプラントの種類が分かればアバットメントをドライバーで取れるんだけど、まず無理だろう。 インプラント体が骨にどのくらい接合しているか分からない状態で、ドライバーとレンチでトルクをかけて回すのは至難の業だ。診療室でも、アバットメントの除去に④インプラント上部構造物が取れて、 アバットメントがむき出しだが、揺れていないはインプラント体と骨の結合が取れてしまう怖さ、ねじ山をつぶしてしまう怖さがある。在宅ではとてもできないよ。 チタン製アバットメントは尖っていて対合歯肉や舌を傷付けることも多いので、補綴するか残根状に丸めるのがベストだ。ただ、アバットメントはチタン製なので削ると火花が出てなかなか丸められない。被せる場合はアクセスホールをセメントで埋めて丸めて印象を採り、クラウンにする。 広範囲にインプラントが埋入してある場合、同様にセメントで埋めて高さのある根面板にして、残根上義歯を作製する。これは割と簡単な処置になるね( 1 ~ 5 )。