ブックタイトルapollonia_1704

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115 2017.04歯科疾患、歯科治療の300年完訳! ピエール・フォシャール『歯科外科医』初版本の意義初版本翻訳の意義―ピエール・フォシャール著『歯科外科医 あるいは歯科概論』("Le ChirurgienDentiste ou Traite des Dents" 原著初版1728年、以下『歯科外科医』)は、現在まで続く近代歯科医療のさきがけとして知られています。このたび、その原著初版の翻訳本が時空出版から刊行されました。今回は、この本の内容を紹介したいと思います。訳者の髙山直秀氏は、1984年にも同書の第2版(1746年)を翻訳・出版されていますね。安田 小児科医で医史学者でもある髙山氏は、世界的にも数少ないピエール・フォ『歯科外科医 あるいは歯科概論 1728年版』より改変。フォシャールと『歯科外科医』1678年0 歳フランス、ブルターニュ地方に生まれる(推定)1693年15歳海軍外科軍医見習となる1696年18歳アンジェで歯科を専門として開業。トゥール、ナント、レンヌなどの都市を巡回診療する1719年41歳パリ、コメディ・フランセーズ通りで開業1723年45歳『歯科外科医』の原稿がほぼ完成1728年50歳『歯科外科医』初版発行1730年52歳『歯科外科医』初版を献じたドダール死去1733年55歳『歯科外科医』初版がドイツ語に翻訳されて発行1746年68歳『歯科外科医』第2版発行1761年83歳3月21日、自宅にて死去1786年『歯科外科医』第3版発行