ブックタイトルapollonia_1704

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概要

apollonia_1704

2017.04 072国際化対応に備える 外国人の患者さんが来院した時に備えて、用意しておきたいお薦めの書籍を3冊ピックアップしました。(価格は税抜き)●文:編集部 歯科診療で必要な問診・説明の用語と数字を、英語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語、イタリア語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、タガログ語、タイ語、インドネシア語、ペルシャ語、ベトナム語、シンハラ語、タミール語、ベンガル語の17カ国語で示した書。2007年の出版以来、多くの歯科医院で活用されている。 その他にも、基本情報、保険証の有無、診療費の支払い、紹介者、症状、既往症、滞在期間の確認と、基本的な歯科診療の流れに沿った最低限の説明が、各国語でまとめられている。 著者が開業する栃木県真岡市は、バブル期以降、周辺地域の工業化に伴い、日系南米人を中心に、英語以外のさまざまな言語を話す外国人が生活するようになった。それまでは英語による対応が主だったが、英語が通じない外国人が増えた現在、多言語で最低限の問診・説明を行うことが求められている。 また、外国人の話す日本語で誤解が生じるケースも紹介林 健司 編著B5判/ 78ページ/ 1,800円シエン社扱い17カ国語外国語歯科診療対訳表DENTALCHECK SHEETしている。例えば、スリランカ人が「寒い、寒い」と訴えて歯科医院を訪れた場合、「風邪ではないか」と内科に行くよう勧めても意味がない。シンハラ語の表現には「寒い=冷痛」というニュアンスがあり、打診痛や冷痛の診断を行い、適切な治療に結び付ける必要があるのだ。 著者によると、「簡単なものでもよいから、できるだけ相手の母国語でコミュニケーションを取る方がよい」とのこと。冊ピックアップ