ブックタイトルapollonia_1704

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概要

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2017.04 066 国や都道府県の積極的な政策もあり、訪日外国人(インバウンド)の数が急拡大しています。その結果、すでに外国人対応がされている施設や店舗だけでなく、街の普通のお店やクリニックにも、外国人が訪れる可能性が出てきました。一方、一部の歯科大学では、各国からの留学生受け入れが進んでいます。日本が直面している急速な国際化の状況をまとめます。インバウンドの拡大と留学生の増加インバウンド需要の拡大 バブル絶頂期の1990年に320万人程度だったインバウンドの数は、2015年には1900万人を超えて過去最高を記録しました。リーマンショックの影響を受けた2009年、東日本大震災の影響を受けた2011年には、それぞれ前年比マイナスになっていますが、それ以外はおおむねプラスで推移し、特に2015年には約47%増となり、今後も増え続けると見られます(図1)。 2015年におけるインバウンドの内訳は、東アジアからが72%と最も多く、欧米・豪州からが13%、東南アジア・インドからが11 %となっています(図2)。前年に比べると、東アジア、特に中国、韓国からの割合がさらに上がっています。 平均滞在日数は微減傾向で、おおむね5日以上滞在していることがわかります(図3)。エリア別に見ると、韓国、台湾●取材・文:編集部急速に進む国際化