ブックタイトルapollonia_1704

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概要

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2017.04 062留学生事情東歯大「臨床検査病理学教室」に見る 東京歯科大学の臨床検査病理学教室には、各国の留学生が集まっています。臨床検査病理学という分野は医療のあらゆる場面に関係しているため、比較的自由に研究テーマを選べるからです。世界歯科連盟(FDI)の理事も務める井上教授は、「自分もカナダ留学でお世話になったから、恩返しのつもり」と、国際色豊かな教室を率いています。イスラム圏からの留学生が増える? 同講座では、2001年から18人の留学生を受け入れてきました。これまで、大学院生はモンゴル、イエメン、ブラジル、パキスタン、台湾、中国から、研修生(半年から1年滞在の訪問研究員)は、韓国、中国、バングラデシュ、ロシア、インド、ネパール、コロンビアから集まってきています。現在、国費留学で大学院に在籍しているのは、Ser-Od Tungalag氏(モンゴル出身)と、Al-Wahabi Akram氏(イエメン出身)です。 国費留学生は日本語能力が必須とされ、多くは日本語学校を経て留学手続を行います。各国で歯科医師免許を取得する年限が異なっており、「22歳で歯科医師になった」という留学生もいます。日本の歯学部に留学生が増えたのは、それだけ日本の歯科医療の水準が評価されてきているというだけでなく、そもそも、日本が急速に国際化していることとも関●取材協力:Inoue Takashi井上 孝 氏東京歯科大学教授左から、Ser-Od Tungalag氏(モンゴル出身国費留学生)、井上氏、Al-Wahabi Akram氏(イエメン出身国費留学生)。