ブックタイトルapollonia_1704

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概要

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2017.04 038カンボジアの歯科事情とデンタルツーリズム 現在、アジア屈指の経済成長を遂げているカンボジア。しかし、ポル・ポト時代の大量虐殺とその後の内戦の影響は歯科医療の教育体制にも及び、地方には教育が十分に受けられないまま歯科医師になってしまった人も多いといいます。そして、経済成長に伴う生活環境の変化によりう蝕が急増し、歯科医療の需要は拡大しています。カンボジアの歯科事情と、当院がプノンペンで行っている医療ボランティア、そして「デンタルツーリズム」について紹介します。プノンペン・Denriche Asia Dental Clinic●取材・文:Otsuka Kunio大塚久仁郎 氏 内戦を経て、1993年にカンボジア王国(立憲君主国)として誕生。人口は約1,500万人、首都はプノンペン。通貨はリエルだが、米ドルが広く流通。国民の9割がクメール語を話し、仏教を奉じている。平均月収は150 ~200ドルほど。外国語を話さなければ高い賃金を得られないので、多くが英語を話し、日本語を話せる人も増えている。2016年9月から日本との直行便が運行。カンボジアの現在