ブックタイトルapollonia_1704

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概要

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2017.04 032他業界からのメッセージ「お酒を飲む文化」をつなぎ、地域も活性化町の酒屋さん再生プロジェクト220和酒専門店として再生―「町の酒屋さん再生プロジェクト」をスタートさせたきっかけは。辻本 私たちは、和酒のプライベートブランドの企画・販売を軸に、日本酒、果 後継者不足で閉店していた赤羽の沼野酒店が、昨年11月に再スタートした。再生を手掛けたのは、和酒の企画・販売や酒場の運営などを行うリカー・イノベーション。沼野酒店は、「システムは変えるがハコは変えない」をモットーにした同社の「町の酒屋さん再生プロジェクト」の第1号だ。「古き良き酒屋さん」の再生にかけた思いなどを伺った。辻本 翔 氏リカー・イノベーション㈱プロモーションプランナーコンテンツディレクターhttp://liquor-innovation.co.jp/実酒、焼酎を自由に飲み比べできる酒場や、お酒に関するイベントの企画・運営などを行っています。私たちも酒屋ではあるのですが、近年の個人商店の衰退に伴い、地域密着型の昔ながらの酒屋さんが減ってきていることに危機感を感じていました。地域の酒屋が減っていくということは、業界全体の活気の低下にもつながるためです。 この沼野酒店は、2012年に一度閉店しています。店主の沼野さんと当社は、以前からお付き合いがあったので、「酒屋を続けたいが、後継者がいない」という沼野さんの声を聞き、「町の酒屋さん再生プロジェクト」を立ち上げました。販売する銘柄の見直しや簡単な店内の改装などを行い、昨年11月、日本酒を中心とした和酒専門店としてオープンしました。―再生前と変わったところは何ですか。辻本 以前は洋酒も販売していたのですが、再生後は和酒専門店として日本酒、果実酒、焼酎を中心に据え、ラインナッ