ブックタイトルapollonia_1611
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apollonia_1611
2016.11 G11院長 今回は抜歯だけど、在宅での抜歯の基準は何だと思う? これを明確に持っていれば、認知症の患者さんへの対応は決まってくるよ。T 君 来院できる場合は有病者の抜歯と同院長 例えば、夜中に自然脱落してしまいそうな場合、返事を待つ時間もなく、リスクを考えて処置しなければならない。こん院長 揺れて今にも自然脱落しそうな歯はどうする?T 君 それは抜歯します。院長 もちろん浸潤麻酔をするんだよね?T 君 はい、当然しますが、まずは主治医に麻酔が可能か、出血傾向があるのか、体調は良いのかを照会します。了解が取れたら抜歯します(写真1 )。① 抜歯の基準③ 歯冠の除去② 主治医とのやりとりじだと思いますが、訪問診療ではレントゲンがないので、ほとんどできないのではないでしょうか。院長 そうだね。「リスクを考えるとほとんどできない」が正解だろう。な時はどうする?T 君 歯冠を除去します。補綴歯であれば誤飲や夜間の脱落のリスクを考え、FMC、院長 正解だ。主治医から抜歯の許可が得られたら、普通に抜歯を行えばいいだろう。 在宅の場合、主治医の診察を受けるのは月1回だけだったり、処方を家族が取りに行くだけだったりして時間がかかることもある。その時はFAXや手紙を送り、急いで返事をお願いすることになる。1主治医に麻酔が可能か、出血傾向があるかなどを照会して、安全な抜歯を行う。