ブックタイトルapollonia_1611

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2016.11 114他業界からのメッセージ 江戸時代に幕府の隠密として活躍した「武蔵一族」は、門外不出で伝承してきた侍と忍びの伝統を国内外に紹介し、日本文化の理解や国際親善等に役立てている。今回は、一般向けの忍術教室で忍者の歩行法や手裏剣術など古武術の指導も行う、「武蔵一族」組頭の習志野青龍窟氏に、一族の歴史や忍者の実像などについて伺った。今に残る江戸幕府の公儀隠密忍びの衆の心得とは忍者(江戸隠密)215習志野 青龍窟 氏江戸隠密 武蔵一族武藝忍 組頭https://musashi.ninja/「武蔵一族」とは─「武蔵一族」は江戸幕府の公儀隠密とのことですが、どのような歴史があるのですか。習志野 「武蔵(柴田)一族」は、忍びとして最も有名で、かつ最も恐れられていた伊賀流や甲賀流の系譜を継ぐといわれています。 現在の代表で一族の末裔である柴田朱雀の先祖とされる柴田勝重(柴田勝家の孫)は、忍びの衆を配下に束ね、徳川家康が三河から入府する際の護衛の任に就いたと伝えられています。以降、柴田家は江戸幕府の直参旗本・幕臣として、幕末まで徳川家とともに歩んだとのこと。 そして、この柴田家に門外不出として伝承されてきた侍や忍びの武芸、工芸、ネッ