ブックタイトルapollonia_1611

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概要

apollonia_1611

2016.11 040 で快適な待合室空間を●取材・文:編集部●取材協力:水口真理子 氏コイズミ照明㈱メディカル・スペースデザイン㈱代表取締役社長Mizuguchi Mariko(ルミネ千住歯科クリニック・東京都)窓がなくても、時間に合わせて光が変化 窓が一つもなく全く日差しが入らない空間は、患者さんに息苦しさや閉塞感を与えるだけでなく、時間感覚が鈍くなり、仕事にメリハリがつきにくいなど、スタッフにも影響が及ぶ。そこで、コイズミ照明の照明システム「A.F.light」を導入。室内の壁に専用コントローラーを取り付けることで、照明の光色や明るさを自由に変えられる。 朝から昼にかけては爽やかで明るい光色、夕方は電球色と昼白色を合わせたしっとりとした光色、夕方から夜にかけては明るさを抑えて温かみのある光色へと照明の色・明るさを変化させることで、たとえ窓がなくても一日の時間の流れが把握でき、ストレスを感じない空間にすることができる。光 温かみのある壁や床材、座り心地の良いソファ、ゆったりと流れる音楽など、患者さんの不安な気持ちや緊張感を和らげる待合室づくりが求められています。院内を明るく照らす照明は、空間の印象を形作る上で欠かせない要素の一つ。そこで、色彩心理を用いた医療・福祉施設専門インテリアデザイナーの水口真理子氏(本誌連載中)と、照明器具の企画・開発等を手掛けるコイズミ照明(梅田照幸社長)の協力の下、照明の光を活用した快適な待合室の空間デザイン事例を紹介します。