ブックタイトルapollonia1610

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概要

apollonia1610

2016.10 010藤江デンタルクリニック神奈川県横浜市藤江英宏氏Fujie Hidehiro1965年7月生まれ。93年新潟大学歯学部卒業。2001年開業。02年に口腔内カメラの独自の活用法を開発。13年から鶴見大学歯学部保存修復学講座専攻生。日本歯科保存学会、日本歯科医学教育学会所属。スタッフ:歯科医師1人歯科助手2人ユニット:3台 横浜市神奈川区の藤江デンタルクリニックでは、口腔内カメラを片手に、画面に映し出した口腔内を見ながら処置をする診療スタイルを十数年続けている。藤江英宏院長自らが考案したもので、この臨床技術をテーマにした論文が、今年6月に開かれた日本歯科保存学会学術大会で松風優秀論文賞を受賞した。診療スタイルの開発経緯やメリット、今後の展望などを聞いた。居抜き開業の決め手は水平位診療―現在の場所で開業した経緯は。藤江 開業するに当たってあまり大きな借金はしたくなかったので、ユニットやレントゲンなどの設備が整っている、初期投資の少ない居抜き物件を借りる形を考えていました。出身は東京都江戸川区なので、首都圏で開業場所を探していたのですが、特に縁もなかった横浜に決めたのは、診療室のユニットの配置などが自分が開業前に勉強していた、ダリル・ビーチ先生の水平位診療スタイルの定型になっていたからです。ユニット3台ともモリタの『スペースライン』で、自分がレイアウトしたとしても、このようにしただろうと思われる物件を見つけられてラッキーでした。―水平位診療を取り入れたいと思ったきっかけは。藤江 水平位診療について初めて知ったのは学生時代に受けた岩久正明教授の講義でしたが、卒業して3年ほどたったこ口腔内カメラの映像を見ながら行う治療を考案