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概要

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2016.10 084歯科医師の認識と患者さんの認識のズレ もし、「歯科医師が考える良い歯科医師・歯科医院」というアンケートを取ったとしたら、回答は左ページ図のような感じになるのではないでしょうか。 しかし、患者さんに同様の質問をした歯科界の常識は社会の非常識!?「保険主体でも効率的な診療・運営をし、常に増患をなしえていれば経営は成り立つ」を信条とする立場から、開業、設備、診療メニュー、スタッフ教育、患者対応等、歯科医院経営にまつわるあらゆる側面を取り上げ、新たな視点で歯科界の常識を斬る!医院経営の思い込みところ、全く違う結果が出ています。歯科医師の理想と現実の患者さんの回答には、大きなズレがあるようです。 患者さんのアンケート結果を見ると、歯科医師がこだわる医療の質よりも、「人に対して行うべき当たり前のこと、医療人・医療機関なら、なおさらできていて当然のこと」を求めていることが分かります。 風邪が治らないからといって医師に対して怒ったり、老眼で慌てて医院に駆け込み、治療を希望する患者さんはいないと思います。「風邪」や「老眼」がどういったものなのか、患者さんが理解しているからです。 では、歯科の知覚過敏はどうでしょ齊藤 圭 Saito Kei神奈川県医療法人RAISE 理事長 医学博士昭和大学歯学部、同医学研究科博士課程修了後、科学警察研究所勤務。その後、歯科業界に復帰。『The JapanTimes』が選ぶ「アジアの次世代経営者100人」に選出される等、歯科医師としては異色の経歴を持つ。歯科医院は医療機関?1それって本当ですか