ブックタイトルapollonia_1609

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概要

apollonia_1609

2016.09 010医療法人社団鶴千会 チエデンタルクリニック東京都文京区竹内千惠氏Takeuchi Chie鶴見大学歯学部卒業。鶴見大学歯学部臨床教授、日本小児歯科学会専門医、東京都女性歯科医師の会会長。スタッフ:歯科医師8人(うち非常勤7人)歯科衛生士5人歯科助手4人ユニット:4 台 小児歯科を専門に、東京都文京区の茗荷谷駅前で「チエデンタルクリニック」を開業する竹内千惠氏。日々子どもたちの口腔の健康に取り組む傍ら、女性歯科医師が交流する東京都女性歯科医師の会の会長としても活躍している。 竹内氏に小児診療の方針や、女性歯科医師が抱える諸問題について、自身の体験も踏まえて語ってもらった。幼少期の体験から医療職を希望―歯科医師の道を選んだ理由は。竹内 小学2年生の時に股関節の病気にかかり、4カ月も入院したことがきっかけと言えると思います。 当時は病気の原因が分からず、手術をすれば後遺症で足を引きずることになるかもしれないとまで言われ、不安な入院生活でした。担当の先生は「絶対にそうはさせない」と勇気づけてくれ、懸命な治療のおかげで後遺症もなく退院できました。この体験で医療関係の仕事に就きたいと思うようになったのですが、成長するにつれて歯科医師に興味を持ち、両親に歯科大学への進学希望を伝えました。 官僚上がりで昔かたぎの父親は、「女性は結婚して家庭に入るべき」という考えだったので、大学進学には反対でした。これに対し母親は、これからの時代は女性も手に職を持つべきと考えていたため、私の進学に賛成してくれました。こ小児を中心に地域に根差した医療を展開