ブックタイトルapollonia_1605

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概要

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2016.05 074口腔がん検診の概要悩み事聴取も実施 日立歯科医師会の口腔がん検診は、第2回は日立市保健センター、第3回は久慈交流センターで実施しました。2015年より地元自治体の協力が得られ、日立市の補助事業として実施できました。市の広報紙で検診希望者を募ったところ、わずか数日間で両会場ともに60人の定員を満たし、地域住民の口腔がんへの関心の高さがうかがえました。 初回同様、口腔がんについてのDVDの供覧、5ブースに分かれての口腔がん検診の実施、さらに歯科相談コーナーでさまざまな口腔内の悩み事を聴取し対処しました。 アンケートでは、「口腔がんをはじめ、日頃抱えていた口の悩みが払拭できた」といった喜ばしい回答が多く寄せられ、検診の意義をあらためて認識できまし住民の認知が広がる茨城県・黒澤歯科医院●文:Kurosawa Toshio黒澤俊夫 氏 日本における口腔がん罹患患者は1975年には2100人でしたが、2005年には6900人になり、2015年には7000~8000人になる見込みです。このままの増加率でいけば、10年後には今の1・5倍の1万2000人以上が口腔がんに罹患すると予測されます。日立歯科医師会では、2014年に引き続き、第2回、第3回の口腔がん検診を実施し、口腔がんに対する住民の意識を高める活動を行っています。その活動を通じて得られた知見を紹介します。日立歯科医師会における口腔がん検診