ブックタイトルapollonia_1605
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apollonia_1605
2016.05 050看取り直前の重要な口腔ケア 多くの医療は大学病院を中心に発展してきましたが、在宅医療に関しては、開業医が主体となって開拓されてきた分野だといえます。在宅医療は、病院で提供される医療よりも多彩な顔ぶれが関与する多職種連携の現場です。キーパーソンとなるのは、訪問看護ステーションの看護師、ケアマネジャーで、各科医師、薬剤師、介護士、ソーシャルワーカーなどが協力し合って成り立っています。この多職種連携の輪の中で活躍する歯科医師・歯科衛生士も増えていますが、その中で、・歯科医療は、看取りが近づくとなぜか撤退してしまうという声が聞かれるようになっています。 終末期医療の中でも、特に看取りの場は非常に重要です。看取りに関与できるからこそ、プロフェッショナルと見なすのが在宅医療の認識です。看取りの直前 高齢化に伴い在宅医療の需要が急増すると見込まれており、歯科も例外ではありません。しかし、在宅医療に携わる他職種から、「歯科医師は、看取りの場になるといなくなる」という指摘がなされています。全ての在宅医療は、最終的には看取りと無縁ではないはず。医師・歯科医師両方の立場で終末期医療に関わっている経験から、歯科医療が看取りにおいて果たすべき役割を考えます。●取材・文:編集部東京大学医学部附属病院顎口腔外科・歯科矯正歯科(元十和田市立中央病院)医師・歯科医師●取材協力:米永一理 氏開業歯科医師だからできること看取りの場における歯科医療Yonenaga Kazumichi