ブックタイトルapollonia_201604

ページ
33/34

このページは apollonia_201604 の電子ブックに掲載されている33ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

apollonia_201604

G02 2016.04 診療所の収益を上げる方法としては、「患者数を増やす」「診療時間を延長する」「患者さん1人当たりの診療単価を上げる」という他に、「業務の効率化」が挙げられます。診療時間を20%短くすれば、同じ時間の中で診察できる患者数も増えて、全体的には増収になるのではないでしょうか。 歯科医師の平均時給は、男性3,726 円、女性2,483 円(2014 年厚生労働省・賃金構造基本統計調査より)と発表されています。1分間約51 円という計算になりますが、1分間で何ができるでしょうか? この連載では、どんな器具を使って効率良く治療するかを考えていきたいと思います。vol. 61内田昌德山口県内田歯科医院Uchida Yoshinori支台築造を考察する〈その2〉今月のテーマ※2016年4月1日から適用。※2016年1月時点では、『ジーシー ファイバーポスト』のみが対象となる。[支台築造の  保険医療材料料(1歯につき)]27点大臼歯ファイバーポストを用いた場合15点小臼歯・前歯ファイバーポストを用いた場合(ファイバーポスト:1歯当たり2本を限度、1本につき89 点)■大臼歯の場合 [直接法] 1(技術料)54点+2(材料料)7点+8(ファイバーポスト料)9点×1本=270点 [間接法] 176点+27点+89点×1本=292点■小臼歯・前歯の場合 [直接法] 128 点+ 15 点+ 89 点× 1 本= 232 点 [間接法] 150 点+ 15 点+ 89 点× 1 本= 254 点 ファイバーポストを用いた場合は、技術料および材料料と、使用した本数分のファイバーポスト料との合計を算定する。・間接法により支台築造を行う場合、支台築造印象(1歯につき30点)を別途算定できる。・ファイバーポストは1根管当たり1本を限度。大臼歯および小臼歯に使用する場合は、1歯当たり2本を限度として算定する。・ファイバーポストを用いた支台歯築造の除去は、「根管内鋳造体の除去 54点」により算定する。