ブックタイトルapollonia_201601

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概要

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2016.01 062 診療ごとに、次回予約日時を診察券に印字できるリライトカード診察券。歯科では、電子予約表の付属品として導入されることが多く、複数の歯科医師・歯科衛生士が同時に診療している中規模以上の歯科医院向けのシステムだと考えられてきました。しかし、入力機能を持つカードリーダー・ライターを用いれば、小規模歯科医院でも導入でき、「予約日時の印字によってキャンセル低下につながる」「自費診療ではポイント制が導入できる」といった効果も狙えることが分かってきました。●取材・文:編集部●取材協力:イデアルカード㈱リライト診察券導入のメリット小規模歯科医院による無断キャンセル対策 歯科におけるリライトカード診察券は、電子予約表システムの普及とともに広がってきました。ユニットが4台以上ある中規模歯科医院では、予約管理の電子化は必須とされており、定期管理型の診療をする上では何らかの電子予約表システムがなければ運営管理が非効率になります。そして、電子予約表の中にはリライトカード診察券がオプションとして付いているものが少なくありません。 リライトカード診察券の利点は、次回の予約日時が診察券前面に大きく印字されるため、患者さんのうっかりミスによる無断キャンセルを防ぐ効果があることです。無断キャンセルを繰り返す患者さんは、歯科受診に対する優先順位が非常に低く、医院にとって困った存在。また、無断キャンセルで「気まずい思い」を抱いた患者さんが、そのまま中断、転院してしまうことも少なくありません。 無断キャンセルを未然に防ぐための方法の一つとして、予約日時が大きく明記されるリライトカード診察券は有効です。そして、できるだけ次回予約日時の文字を目立たせるデザインにすることがポイントです。 しかし、電子予約表は、小規模歯科医院には普及していません。院長だけの歯科医院では、手書きの予約帳だけで事足スタンドアローンタイプのカードリーダー・ライター(TCS209X)。初診時に必要な情報を入力すれば、後は自動で読み取り、印字ができる仕組み。