ブックタイトルapollonia_201511

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2015.11 072針刺し事故防止対策①診療室の事務・管理の実施状況 歯科衛生士が実施している診療室の事務・管理に関する業務では、「器材・器具の滅菌・消毒」が87・4%で、日常的な業務となっていることが分かります。以下、「薬剤・器材の発注・管理」(78・8%)、「スタッフの指導管理」(55・7%)、「受付事務」(54・2%)、「コンピュータ入力事務」(50・0%)となっています。②注射針の使用後の処理方法 注射針廃棄の際、「キャップをしないで特定の容器に廃棄する」「キャップは手で持たないでキャップして処理をする」というのが針刺し事故防止対策ではスタンダードとされていますが、歯科医療機関全体で55・7%が「キャップを手で持ってキャップしてから処理をする」と回答。診療所では68・1%が同様の 昨年10月に行われた日本歯科衛生士会の会員調査によると、使用済み注射針のキャップを手で持ってキャップして廃棄している歯科衛生士は55.7%。ハンドピースをオートクレーブ滅菌しているのは63.3%にとどまるとのこと。この調査から、歯科医院の感染予防対策の実態を探ります。●取材・文:編集部歯科衛生士は見ている!医院の感染予防対策日衛調査参考資料: 日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査の報告書」     2015年3月、N=5,227