ブックタイトルapollonia_1510
- ページ
- 4/34
このページは apollonia_1510 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは apollonia_1510 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
apollonia_1510
2015.10 010あえて予約制にしないという患者サービス医療法人本山歯科医院広島県中区本山智得氏Motoyama Tomotoku1967年生まれ。大阪歯科大学卒。スタッフ:歯科医師5人(うち非常勤2人、研修医1人)歯科衛生士5人歯科助手2人ユニット:5台 祖父が終戦直後に現在の地に移転開業して以来、広島市中心部で地域密着型の診療を続けてきたという本山歯科医院。父、本山栄荘氏が県歯科医師会の会長などを務めていたため、早い段階から診療と委員運営の第一線に立ってきた。歯科医師会では学術部で研修医セミナーを開催。地元の広島大学歯学部の卒直後研修医の教育にも携わる。「あえて予約制にしない」という独自の患者サービスに対する考え方を中心にお話を伺った。3代目の歯科医師―先生は3代目になられるそうですね。本山 祖父は、もともと広島県呉市で開業しており、海軍士官を主な対象とした歯科診療をしていたそうです。1948年に広島に移り、原っぱの状態だった現在の地に診療所と住居を構えました。今では県庁や税務署などの官庁が集まっている「都心エリア」ですが、祖父が友人とマージャンをしていたら玄関先に靴泥棒が出たというエピソードがあるくらい、家屋がまばらだったようです。 その後、父が引き継ぎましたが、長らく県歯科医師会の会務に忙殺される毎日で、2007年までの10年間は会長を務めてきました。 私は、歯科大学を卒業して広島に帰り、広島大学の医局(第一保存)に入局。その傍ら、さまざまな開業医の先生の所で見学させてもらいながら経験を重ね、父が診療できない日には代わりに医院を切り盛りするようになりました。同年代の中