ブックタイトルapollonia_1508
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2015.08 070「食についてどんな相談を受けていますか?」歯科医師向け調査 有効回答のうち、障害児(者)を診療しているのは80・2%でした。 咀嚼に関する相談を受けている歯科医院は67・4%に上りましたが、咀嚼に関する相談を受けて訓練などを積極的に行っているのは15・8%にとどまり、76・9%が「何らかのアドバイスをしながら経過観察を行う」と回答しています。回答の内訳を見ると、一日の患者数が多い規模の大きな医院ほど、積極的に訓練をする傾向が見られました。 摂食嚥下障害に関する相談は全体で42・6%が受けていました。そのうち子どもの摂食嚥下障害についての相談は34・8%。未就学児患者の割合が多いほど相談の割合が高くなっています。 また、48・5%の医院が摂食嚥下リハビリテーションを実施していました。 「子どもの摂食嚥下相談を受けて、摂食嚥下リハビリテーションを実施すると●文:編集部 日本歯科医学会(住友雅人会長)が重点研究としてまとめた「子どもの食の問題に関する調査」報告書は、歯科医療関係者だけでなく医師、看護師、言語聴覚士など他の医療関係者、さらには栄養士や教育関係者などからも注目されています。歯科医師の観点と保護者の観点から「子どもの食」について大規模調査を行った例はこれまでになく、今後の歯科医療の役割を考える上で重要な意義があるといえるでしょう。この報告書の概要を紹介します。委員長 :田村文誉(日本歯科大学教授)副委員長 :木本茂成(神奈川歯科大学教授)委員 :田口明(松本歯科大学教授):田沼直之(都立府中療育センター小児科医長):中島信也(日本歯科医師会常務理事):根ケ山光一(早稲田大学教授)理事 :柿木保明(九州歯科大学教授)常任理事 :山﨑要一(鹿児島大学教授)重点研究委員会編成(2013年7月)日本歯科医学会重点研究「子どもの食の問題に関する調査」を読む