ブックタイトルapollonia_201506
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2015.06 022「歯の衛生週間ポスター」に見るはいつから?「3・3・3運動」 ご存じの通り、「3食後」「3分以内に」「3分以上」歯をみがこうという啓蒙活動が、「3・3・3運動」。唾液の活動性が高い食後すぐに歯をみがくことは、口腔衛生学的に問題ともいえる行為ですが、いつの間にか食後の歯みがきは定着しました。この習慣を広げたツールの一つが「歯の衛生週間ポスター」といわれています。歯科口腔領域の健康に寄与するエビデンスが見当たらない「3・3・3運動」の広がりについて、過去のポスターを見ながら考えます。●取材・文:編集部●取材協力:本田俊一氏Honda Syun-ichi大阪府・ほんだ歯科「3・3・3運動」との関連 日本歯科医師会や都道府県歯科医師会が実施してきた「歯の衛生週間」には長い歴史があります。今回の企画は、その長い歴史の中で、いわゆる「3・3・3運動」がどのように定着していったのかについて、主に同事業が作ってきた啓蒙ポスターから検討するものです。 日本歯磨工業会のホームページによると、「毎食後3分以内に3分間、一日3度歯をみがこう」というメッセージで「3・3・3運動」をPRしたのは1961年のこととされています。しかしポスターを検討したところ、食後の歯みがきを推奨する標語は58年から見られ、本格的に食後の歯みがきを推奨するようになったのは69年ごろからでした。・1969年:食渣に付いたばい菌を取り除くための歯みがき・1972年:食後3分くらいでばい菌