ブックタイトルapollonia_201504

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概要

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2015.04 054 国際的に話題となっているフランスの経済学者トマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』。本書を有名にした「r>g」の不等号は、「預金や株式など資本から得られた利子、配当による収益(資本収益率=r)」は、「給与所得や生産の増加率(経済成長率=g)」よりも常に上回ってきた、というものです。日本のような超低金利の国にいると実感しにくいのですが、考えてみれば当たり前のことかもしれません。むしろ、当たり前のことをデータによって明らかにしたことに、この本の意義があります。ピケティ氏の分析を、歯科界はどのように捉えるべきなのか考えてみます。●文:編集部格 差データで読み解くことの意義トマ・ピケティに学ぶ再発見思考『21世紀の資本』トマ・ピケティ 著山形浩生・守岡桜・森本正史 訳みすず書房