ブックタイトルapollonia_201504
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apollonia_201504
035 2015.04歯科医師数の伸びが鈍化 2012年末の時点で把握されている歯科医師数は10万2551人。このところ伸び率が鈍化しており、直近では年間の増加率が1%台となっています(図表1)。理由は2つ考えられます。第一に、国家試験の難関化に伴う新規参入者の減少です。14年の歯科医師国家試験の合格率は63・3%となり、日本歯科医師会では、将来的に合格率が5割を切る可能性も指摘しています(図表2)。 以前から、歯科医師需給問題の解決策として、歯科大学の入学定員の削減、国試の選抜試験化、保険医定年制の導入が挙げられていましたが、現状では入学定員の削減は私立大学では進まず、保険医定年制も導入されないまま、国試の合格率を抑えて新規参入を絞り込むことのみが行われています。しかし、その結果生み出される留年者や、不合格を続けてドロップアウトする人の増加など深刻な問 歯科医師需給問題については、長年にわたって議論されてきました。厚生労働省でも対応を講じるための検討会を設置していますが、ここに来て「長期的に見れば歯科医師は不足するのではないか」「歯科医師数が経営難の原因とはいえない」などの見方も出てきました。歯科医師需給問題の論点を整理します。●文:編集部「歯科医師余り」って本当?需給問題歯科医師需給問題と国家試験データで読み解く歯科医院経営