ブックタイトルapollonia_201503
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apollonia_201503
011 2015.03診療スペース。―では、しばらく一緒に診療なさっていたのですね。継承の苦労などはありましたか。並川 私も父もお互いに干渉せず、「好きなようにやればいい」というスタンスだったので、特に苦労した覚えはありません。ただ、ちょっと困ったのが母のことです。継承前は、父と母の2人だけで診療していたのですが、母が父をコントロールしている状態だったので、同じことを私にもしようとしたのです。 患者さんを診療しているとき、「その方法はやめた方がいい。お父さんはそんなことはしなかった」と横から口を出してきたので、「うるせえ! 素人が口出すんじゃねえ!」と怒鳴ったところ、それから二度と口をきかなくなりました(笑)。―患者さんはびっくりしませんでしたか。並川 当院では基本的に紹介しか受け付けず、患者さんはみんな身内のようなものなので、「またやってるな」という感じだったのではないでしょうか。「患者さんに選ばれない4 4 4 4 4医院」―診療のモットーは何ですか。並川 「自分にとっても、相手にとっても面白いことしかしない」ということです。これは、心理学の交流分析の言葉「I'mOK, You're OK」を自分なりに言い換えたものです。自分が患者さんにしてあげたいことと、患者さんがしてもらいたいことが一致するのが大切で、仮に患者さんが無茶な要求をしてきたら、「うちではできないので、ヨソに行ってください」と言います。 当院は完全予約制で、原則「一見さんお断り」になってしまっているので、紹介以外はスタッフが断ってしまいます。一度、近所の薬局のご主人が来院したのに断っていたということを後から知り、「おいおい、○○さん断っちゃったのかよ!」という騒ぎになったこともありましたが(笑)。