ブックタイトルapollonia_201501
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apollonia_201501
2015.01 008大学教授を辞め開業医として再スタート東京銀座シンタニ歯科口腔外科クリニック東京都中央区新谷 悟氏Shintani Satoru1961年生まれ。88年岡山大学歯学部卒業後、大学院で口腔外科を専攻し、博士号取得。94年から愛知県がんセンターやハーバード大学で研鑚を積み、留学後は愛媛大学医学部助教授に。2006年から昭和大学顎口腔疾患制御外科学教室の主任教授を務めた。所属学会・資格多数。スタッフ:歯科医師1人歯科衛生士3人歯科助手1人ユニット:4台点滴室:1部屋 より患者さんに寄り添い、より最先端の臨床研究を手がけるために大学教授を辞め、銀座の中央通りで2014年1月に開業した新谷悟院長。智歯の抜歯や口腔がん、味覚障害などの治療のために、全国各地から患者さんが来院する。オールマイティーでハイクオリティーな治療を提供し、大学病院を超えたクリニックの創出に挑んでいる。大学を辞めて開業―大学教授を辞め、開業に踏み切ったのはなぜですか。新谷 父が不慮の事故で亡くなったのがきっかけです。忙しい生活に追われながら教授という仕事に励んできましたが、看病のために時間をいただき、医療とは何かをあらためて見つめ直す機会となりました。 その時、ベッドに横たわる父を見ていて、「大学病院での診療と、現実に患者さんが求めている治療に隔たりがあるのではないか」という気持ちが、ふつふつと沸いてきたのです。―大学病院の仕事はどのようなものでしたか。新谷 大学は、教育と研究と臨床の3つの要素が必要になる場所です。私が所属していた大学は特に教育に重きを置いていました。もちろん教育は必要ですし、素晴らしいものですが、私は直接患者さんのためになる治療や、世界に発信できるような最先端の臨床研究をしたいとい