ブックタイトルapollonia_201412
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他業界からのメッセージ2014.12 094 「舞台芸術の地位を向上させ、文化の発信を通して国際交流に貢献したい」という思いから、さまざまな国の人々と共に舞台芸術の創造・発信を行っている山﨑氏。学校での影絵劇上演、海外芸術団体の招聘、沖縄歌舞劇団の国内外での公演、国際共同制作作品の制作、大型フェスティバルの総合プロデュースなど、その仕事は多岐にわたる。日本文化を発信して国際交流の一助に舞台芸術の総合プロデュース―国際舞台芸術プロデューサーとは、どのようなお仕事でしょうか。山﨑 北米・ヨーロッパ・アジア等の多くの海外芸術団体とともに国際共同制国際舞台芸術プロデューサー山﨑靖明 氏Yamasaki Yasuaki㈱劇団影法師、㈱笑う猫 代表取締役http://www.kageboushi.com/http://www.warauneko.com/作作品を制作したり、各国の芸術団体が参加する大型フェスティバルの総合プロデュースをしたりしています。企画の立ち上げ、外務省や文化庁、各国大使館をはじめとする行政機関との交渉、スタッフや参加団体の選定と調整、海外渡航のコーディネートなど、仕事は多岐にわたります。―そもそも、このようなお仕事を手掛けるようになったきっかけは。山﨑 私の原点は、18歳の時に兄から薦められて、アメリカの未来学者、アルビン・トフラーの『未来の衝撃』という本を読んだことです。トフラーは、人類社会の発展を「農業時代」「工業時代」「情報時代」の3つに分け、現在の情報化社会の到来を予告しました。高度経済成長期の後半に青春時代を送った私は、「経済が豊かになり、情報化でコミュニケーションが活発になれば、パリやニューヨークのように文化・芸術が産業化する時代が来る」と確信し、21歳の時、「文化・芸術産業で勝負しよう」と決意しました。192