ブックタイトルapollonia_201412
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073 2014.12WHO口腔保健評価基準第5版を読む慢性疾患との関連で捉える歯科疾患WHO,Oral Health Surveys:Basic Methods,Fifth Edition, 2013年NCDsに対する基本施策―グローバル化に伴い、国際保健の分野が重視されるようになっています。エボラ出血熱流行に先立つWHOの基本施策は、循環器疾患、がん、糖尿病、慢性呼吸器疾患(+一部でメンタルヘルス不良を含む)からなるNCDsと、喫煙、不適切な食生活、運動不足、過度の飲酒という4つの行動リスク因子への対応でした。歯科疾患、とりわけ歯周病もこれらの行動リスク因子に深く関連しているとされています。 昨年、WHOが示した口腔保健評価基準第5版(以下、第5版評価基準)では、問診内容を充実させることと、CPI(Community Periodontal Index :地域歯周疾患指数)の実効性を高める改良が加わっています。そのため、英国歯科医師会(BDA)などでは、第5版評価基準をNCDsと関連づけて意義を高く評価しているようです。今回は、これを日本の歯科医療、口腔保健に生かす道筋を探りたいと思います。安田 WHOの基本施策にある「25 by25」目標は、・2025年までに、NCDsによる成