ブックタイトルapollonia_201412
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apollonia_201412
0562014.12 医療の輸出産業化が政府の成長戦略に組み入れられていますが、現在もなお、医療は地域密着型の産業として存在しています。「地域」というと、小規模なクリニックが主体の歯科では、歯科医師会などの活動が主体となります。歯科口腔保健法によりその機能が強化されつつありますが、個々の歯科医院ではどうでしょうか。組織だった地域活動を行えるのは、やや規模の大きな医院が中心でしたが、今後は小規模医院でも、地元の人々に受け入れられる存在になることが期待されます。●取材・文:編集部地元で好かれる歯科医院づくり診療・経営を高める「地域力」とは?開業時から始まっている取り組み 地元の人々に受け入れられる取り組みは、開業時から必要不可欠です。発刊以来、大反響を呼んでいる『100%保険診療でもガッツリ稼げる方法』(武田賢治・館川貴司・阪井まこと著/ライティング)では、賢い診療と保険請求の具体的事例を紹介するとともに、・どんな歯科医院が受け入れられるか?を明確に提示しています(左表)。 これは、無理のない診療・経営を続けていくため、また人々から愛される医院になるためのコツといえるでしょう。自己満足による無理・無駄な設備投資の過剰が経営条件を厳しくしているのは周知の事実。「何が必要か」を考える前に「何が要らないか」を考える方が現実的かもしれません。 いわゆる大規模歯科医院が、高額な診療機器をそろえていても大して経営が圧迫されないのは、経営がシステム化されていて効率が良いだけでなく、単に「規模が大きいために回っているお金も大きい」という側面もあるのではないでしょうか。日本の大多数を占める小規模歯科医院にとっては、この種の「冒険」は経営難の原因にもなり得るでしょう。小規模歯科医院の課題編