ブックタイトルapollonia_201407
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apollonia_201407
2014.07 010思いがけず歯科医師に―商学博士号を取得するなど、医療管理学にも造詣が深い永山先生ですが、どのようなきっかけで歯科医師になろうと思ったのですか。永山 高校卒業時は、歯科医師になろうとは全く考えておらず、デザイナーになるために東京芸術大学を目指していました。しかし、現役合格はかなわず、東京で浪人生活をしていた時、親戚の集まりで私を歯学部に行かせようとする動きが進んでいました。 当時は「3時間待ちの3分診療」といわれるほど歯科医院にかかるのが大変で、親戚中が悩んでいました。そこで、「食えない絵描きになるよりも、皆で学費を全額負担するから、歯科医師になってオレたちを診てくれ」と言うのです。 親からは「歯科医師にならなかったら仕送りをやめる」と脅され、葛藤の末に胃潰瘍で倒れてしまいました。しかし、その入院をきっかけに医師に興味を持ち、一生懸命勉強して医学進学過程に入全ての世代の患者さんを診られる実力を(医)ファミリー会 永山ファミリー歯科クリニック北海道札幌市永山正人氏Nagayama Masato1946年生まれ。75年日本歯科大学卒業。病院口腔外科を経て、79年開業。同年日本歯科大学博士課程特別研究科修了。99年小樽商科大学大学院修了。スタッフ: 歯科医師6人(うち医局員1人、研修医1人)、歯科衛生士8人(うち非常勤1人)、助手5人(うち非常勤2人)、歯科技工士3人、受付4人、清掃管理1人(非常勤)ユニット:11台(うち2台予防専用、1台手術用) 紆余曲折の学生時代を経て歯科医師になったものの、開業したのは刑務所近くの畑のど真ん中。そんな環境でスタートした永山ファミリー歯科クリニックは、今では北海道全域だけでなく道外やアメリカからも患者さんが来院するほどの盛況ぶり。永山正人理事長は、あらゆる治療技術の習得に加え、医業経営コンサルタントの認定登録を有するなど、医療管理学に基づいた医院経営に努めている。