ブックタイトルapollonia_201407

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2014.07 062 豊かな人生を送るためには、資産運用や節税、リスクマネジメントといった自分の専門外のことにも知恵を絞ることが必要となります。もっとも、「資産運用」ができなくても路頭に迷うことはなく、「節税」が上手にできなくても破産に追い込まれることはないでしょう。しかし、「リスクマネジメント」を理解していなければ、人生を棒に振ってしまうかもしれないのです。災害や訴訟が多発する時代を生き抜く備えを紹介します。●文:Matsuki Yujiファイナンシャルプランナー松木祐司歯科医師の家庭のリスクマネジメント『生命保険のありえない裏ワザ』(松木祐司 著/宝島社)。生命保険の「もらい方」を解説する非常に珍しい本。万一、余命宣告を受けた時に保険を変更するなど、保険会社が教えてくれない数々の知恵を紹介している。総リスクマネジャー合診療科のかかりつけ医の必要性 歯科医師の家庭にとって、外すことのできない重要な保険が、全くと言ってよいほど薦められていないことが気になります。しかも、その理由は何と、保険料の安さにあると思われます。保険の営業マンは包括的なリスクマネジメントの提案を請け負っているわけではないので、自分の売りたい保険だけを薦めている可能性が高いのです。 歯科医療でいうなら、「GPなのに特定の治療だけ学んだり、患者さんに薦めたりする」なんてことは許されないでしょうが、保険営業の世界はそうではないのです。もうけの大きい、自分の売りたい保険を売るための知識はあっても、一般的に普及しておらず、説明にも時間がかかり、保険料が安くもうけの少ない保険の知識など、得ようとしないのは当然のことかもしれません。 一方、患者さん側も、「自分が訴えただれも教えてくれない