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0212014.05医院デザインは、外観、内装の細部に至るまで院長が主体的に考えたという。待合室。左側の画面ではテレビ番組を流し、右側ではデジタルサイネージとして診療内容を紹介している。待合室以外にもさまざまな所に使われている石は、院長が全国を探し回って見つけたもので、受付の奥の壁面は、「金沢箔」で知られる伝統工芸の「箔一」に依頼したもの。 そこに4年勤めた後、開業に向けた準備のために、小児、エンド、フルデンチャーに力を入れている複数の医院で無給で診療させてもらって臨床と経営について学び、1987年に開業しました。―福井で開業された理由は。永井 都内で開業したいと考えていたのですが、当時は土地が高騰しており、手付金を払わなければ1週間で買い手が付いてしまい、その手付けも数百万必要という状況でした。これでは家も持てないと思い、地元の福井に帰って開業しました。人材確保の苦労―東京と福井で地域差のようなものは感じましたか。永井 ギャップはさまざまな面でありました。まず土地の値段が全く違います。例えば駐車場の料金は、勤務していた千代田区では一月5万円だったのが、福井では3000円でした。 近隣の医院では、朝、ドアに番号を書いた紙が貼られ、その番号を取った患者