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概要

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041 2014.03 都会では一方通行が多く、駐車スペースも限られているため、車は不向きなことが多い。東京・北区は狭い道や坂道が多いので、電動自転車が活躍する。カゴは前後に2つ。前カゴには飲み物を準備しておく。化粧品ボックス一つで自転車診療 森元氏は電動自転車の後ろに化粧品ボックスを乗せて訪問診療を行っている。高額な訪問用ユニットはほとんど使用しない。訪問の効率を上げるには、その週に回る地域を決め、同じ地域内で巡回していく流れが最適。都内の住宅地では車は停めにくく、一方通行が多くて小回りが利かないため、自転車か徒歩が基本となる。 地域連携の際は、どこに、どのようなニーズがあるのか把握しているケアマネジャーが全ての窓口。さらに、毎日巡回しているヘルパー、医療情報を把握している看護師(看護サマリーを記録)などが核になる。 訪問診療でしばしば「医科歯科連携」という言葉が聞かれるが、医師同士の科をまたいだ連携が十分でない上、医師の多くは個々の患者さんとの関わりや、他職種との連携がさほど多くないため、連携というより指示という表現が適切。そのため、どの専門職がその人に深く関わっているかを見定め、核となる人々とフラットな情報交換をすることが必要。 森元氏は「飲ミニケーション」の場などで、歯科医師だからこそ分かる知識を伝え、相手からの信頼を得ている。化粧品用の箱を訪問診療用の器材ボックスとして活用。咬合器にマウントした義歯やエンジン、冬場の乾燥から口唇を守るワセリン(患者さんにあげる)まで、多種多様なモノが入っている。知って納得! 高齢者対応(上)