ブックタイトルap_tachiyomi_1403

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概要

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011 2014.03 佐藤 現診療所をリニューアルオープンした2002年11月から1、2年は、従来の診療スタイルにやりがいを感じられずに悩んでいました。そんな時、大学の先輩をはじめ、予防に特化した多くの先生と出逢い、刺激を受けました。その中でも、データを重視するだけでなく、来院者の主観を大切にして一緒にゴールを考えていくスタイルに共感を持ち、CHP(Clinical Health Promotion)研究会で勉強するようになりました。 予防の概念に出合ってからも、しばらくは具体的に何をしていいのか分からず、試行錯誤を繰り返しました。セミナーなどで予防型歯科の成功事例を紹介されても、そこまでのプロセスが分からず、方法論ばかりにとらわれてしまっていたのです。 しかしある時、やり方ではなく在り方と心構えが重要だと気付いてから、やっと予防歯科が根付いてきたと思っています。スタッフと来院者全ての合意形成が必要な予防を推進するために、コミュニケーションに力を入れた診療体制づくりを心がけるようになりました。受付が初診カウンセリングを担当―それぞれ異なる来院者の主観を大切にした診療を行っていく上で、重要視していることはありますか。