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025 2014.01 日本の歯科医療現場は、感染予防対策が遅れていました。スタンダードプリコーションが根付いていないため、血液感染症の患者さんを忌避するなどの事態が起こったり、いわゆる「医療観光」では全く条件を満たしていないモリタが国際標準のシステムを投入感染予防と、低い評価を受けてきたのです。今回、韓国で発展しているプラズマ滅菌が登場したほか、モリタがウォッシャーディスインフェクターとクラスB滅菌器を投入するなど、話題が多かったのが印象的です。 日本のデンタルショーは、国際的にはほとんど認知されていません。国内向けの展示会であるため、薬事未承認品などの出展が厳しく制限されてきたほか、日本語以外のカタログがないなど、そもそも輸出を前提としていなかったからです。しかし、今後は各企業には国際展開が求められますし、歯科医療従事者にも国際感覚が必要です。今回の東京デンタルショーは、言語の問題を除けば、世界に通用するレベルの規模・内容になってきた感じがします。ようやく世界水準に達した!東京デンタルショー9/14 ~ 152013 メディアが輸入販売する低温プラズマ滅菌システム『RENOSEM』。オートクレーブに耐えられない器具の滅菌に適しているだけでなく、オートクレーブでは除去できないとされるプリオンを不活性化できるため、高度な滅菌を必要とする器具に適している。イニシャルコストだけでなくランニングコストも大きいが、『RENOSEM』の場合、過酸化水素を使い捨てカートリッジ化することで計画的にプラズマ滅菌できるのが魅力。 歯科でプラズマ滅菌が広がっているのは韓国。韓国は、クラスBオートクレーブの普及が遅れ、EOG滅菌が一般的だったが、環境負荷からEOGが制限され、一気にプラズマ滅菌への転換が起こった経緯がある。●低温プラズマ滅菌システムメディア↑過酸化水素の使い捨てカートリッジ。